基本情報の作成

ソルバーの基本情報を作成します。 リスト 1 に示すような ファイルを作り、 フォルダの作成 で作成した "example" フォルダ の下に "definition.xml" の名前で保存します。

リスト 1 基本情報を記述したソルバー定義ファイルの例
 1<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
 2<SolverDefinition
 3  name="samplesolver"
 4  caption="Sample Solver 1.0"
 5  version="1.0"
 6  copyright="Example Company"
 7  release="2012.04.01"
 8  homepage="http://example.com/"
 9  executable="solver.exe"
10  iterationtype="time"
11  gridtype="structured2d"
12>
13  <CalculationCondition>
14  </CalculationCondition>
15  <GridRelatedCondition>
16  </GridRelatedCondition>
17</SolverDefinition>

この時点では、ソルバー定義ファイルの構造は 図 2 に示すようになっています。

../_images/solverdef_structure1.png

図 2 ソルバー定義ファイルの構造

正しくソルバー定義ファイルが作成できているか確認します。

iRIC を起動します。 図 3 に示すダイアログが表示されますので、「新しいプロジェクト」ボタンを押します。 図 4 に示すダイアログが表示されますので、 ソルバーのリストに "Sample Solver" があるか確認します。あったらそれをクリックし、 右側に先ほど指定した属性が正しく表示されるか確認します。

なお、このダイアログでは、以下の属性については表示されません。

  • name

  • executable

  • iterationtype

  • gridtype

../_images/iric_start_dialog.png

図 3 iRIC のスタートダイアログ

../_images/solver_select_dialog.png

図 4 ソルバー選択ダイアログ

なお、ここで記述する name 属性と version 属性については、ソルバーのバージョンアップの際に 気をつける必要があります。バージョンアップの際の注意点については ソルバーのバージョンアップ時の注意点 を参照してください。