特別な格子属性、計算結果の名前について

iRIC では、特別な目的で用いる格子属性、計算結果について、特別な名前を用います。 開発するソルバーで、以下の目的に合致する属性を入出力する場合、ここで示す名前を使ってください。

格子属性

入力格子の属性について定義された特別な名前を 表 206 に示します。

表 206 格子属性について定義された特別な名前
名前 説明
Elevation 格子点の標高 (単位: m) を保持する格子属性です。格子点の、実数の属性として定義します。

ソルバーで Elevation を使用する場合は、 GridRelatedCondition 要素の子要素の、 Item 要素の name 属性に指定します。caption 属性は任意に設定できます。 定義例を リスト 104 に示します。

リスト 104 Elevation 要素の定義例
<Item name="Elevation" caption="Elevation">
  <Definition position="node" valueType="real" default="max" />
</Item>

一方格子生成プログラムで標高情報を出力する場合、 Elevationという名前を使って出力すれば iRIC で読み込まれます。格子生成プログラムで Elavtion を出力する処理の例を リスト 105 に示します。

リスト 105 格子生成プログラムでの、Elevation を出力するソースコードの例
cg_iric_write_grid_real_node_f("Elevation", elevation, ier);

計算結果

計算結果について定義された特別な名前を 表 207 に示します。 ここで示す名前は、 iRIClib の関数の引数に指定してください。

これらの特別な計算結果を全て出力するソルバーの例を リスト 106 に示します。

表 207 計算結果について定義された特別な名前
名前 説明 必須
Elevation 河床の標高 (単位: m)。実数の計算結果として出力します。"Elevation(m)" などのように、後ろに単位などの文字列を付加してもかまいません。
WaterSurfaceElevation 水面の標高 (単位: m)。実数の計算結果として出力します。"WaterSurfaceElevation(m)" などのように、後ろに単位などの文字列を付加してもかまいません。  
IBC 計算結果の有効・無効フラグ。無効な (水がない) 領域では 0、有効な (水がある) 領域では 1 を出力します。  
リスト 106 特別な名前の計算結果を出力するソースコードの例
call cg_iric_write_sol_real_f('Elevation(m)', elevation_values, ier)
call cg_iric_write_sol_real_f('WaterSurfaceElevation(m)', surface_values, ier)
call cg_iric_write_sol_integer_f('IBC', IBC_values, ier)